実家をラボにする#4解体工事が終わりました

東京都にある実家の1階部分を、ラボに改装していく話の4回目です。

お盆明け、解体工事が始まりました。

f:id:maticomatil:20201110154037p:plain

f:id:maticomatil:20201110154055p:plain

f:id:maticomatil:20201110154112p:plain

暑い盛りに大変な作業になってしまいましたが、2日間で終わらせて下さいました。

施主支給となる各種機器のリストアップをしていると「やっぱり食洗機があった方がいいんじゃない?」と父。
確かに、お菓子を作ると細々とした洗い物が膨大に発生します。
これまでに食洗機を使ったことがない母は「どれほど便利になるのか想像がつかないし、要らないわよー」と言っていましたが、「自分がお金を出すから」と父が強く押し切り、導入することにしました。
母の仕事を手伝った際に、洗い物の多さに目を回したようです。

さて食洗機選びですが、飲食店のようにお皿やグラスを次々と洗って乾かす必要があるわけではないので、業務用の必要はなさそう。
容量の点から置き型ではなくビルトイン式の家庭用のもので、大きなボウルなどを入れやすいフロントオープンタイプを選ぶことにしました。
確認したところ、導入について配管などの問題はないが、電気を現状の40Aの契約から60Aに上げて下さいと言われました。

食洗機の設置場所は、キッチン内の二槽シンク横とガス台の間が動線的に自然です。
当初、そこに設置予定だった手洗い設備はリビング側に変更することに。
ガスコンロを置く作業台と食洗機との仕切り板は必要ないとの事でした。
配置すると、このようになります。

 

f:id:maticomatil:20201110154151p:plain

これで問題はないのですが、日々の掃除のことを考えると、機材が剥き出しになっていたり、作業台と機材の隙間が多いことが気がかりになってきます。
さらに言うと、ガスコンロも置き型のものだと掃除が大変。
とにかく、なるべく隙間をなくしたい。
猪股さんに相談して、厨房機器屋さんに特注で製作をお願いすることにしました。  

厨房機器屋さんが作ってくれた、ガスコンロと食洗機を入れる作業台の案です。

f:id:maticomatil:20201110154226p:plain

ガスコンロは埋め込めるようにしてもらいました。
ガス台下には食洗機の配管や電源接続が入ります。
食洗機がビルトインタイプのため天板がしっかりしていないとのことで、食洗機と二槽シンクの間にはステンレス天板が渡してあります。
これならば掃除も安心。

商品開発を兼ねた母とのお菓子パン作りも続いています。

f:id:maticomatil:20201110154257p:plain

ガレットブルトンヌ。

 

f:id:maticomatil:20201110154328p:plain

抹茶のケーク。

f:id:maticomatil:20201110154358p:plain

薄いサブレ。

 

f:id:maticomatil:20201110154431p:plain

キャラメルバナナチョコケーキ。

f:id:maticomatil:20201110154503p:plain

プルーンのカンパーニュ。

f:id:maticomatil:20201110154537p:plain

チョコレートフィナンシェ。

(母の指導のもと私が手を動かしたものなので、仕上がりは甘いです)

私にとっては、生まれてからずっと食べている母の味なので、客観視は正直難しい。
いま、色々な人に食べてもらい感想を教えてもらうことで、段々と「母の味はどんなものであるか」が見えてきたような気がします。

解体が終わり、これから電気工事、水道工事と進んでいきます。